【5】マクロビオティック〈ものぐさマクロビオティック〉 |
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■ ものぐさマクロビオティック
私のマクロビオティック入門書は桜沢如一氏の書かれたものではなく、その弟子である久司道夫氏の、そのまた弟子である奥津典子さんの本でした。とても丁寧に書かれたもので、それをよく理解し忠実に実践している限りきっと健康になれる!と思わせる説得力のあるものです。それだけに、それを忠実に実行できない自分を恥じたり、情けなくなったり。でも、その自己嫌悪は逆効果。
近代日本の食文化に限らず、文化そのものに疑いのある私にとって、今ではマクロビオティックは指針になる哲学になりました。ただ、私のようなものぐさ人間には、厳密なマクロビオティックなんて実践したくても所詮無理。乳製品や砂糖を使ったケーキやチョコレートが大好きだし、肉や魚もたまに食べています。外食になると完全にアウト。 なのでマクロビオティック的に体に良くないものを摂りすぎたときに、マクロビオティック的に体に良いもので修正する、というのが私流のものぐさマクロビオティックを実践しています。もし、マクロビオティックが資格制だったら私は5級くらいかな。(んなバカな)このゆるさが、かえって体(心)には良い?と勝手に決め込んでいます。食は短期に集中的にやることではなく長く一生続くことなので、自分がやりやすい方法、自分らしい方法を探すことが成功につながる第一歩だと思います。軸はマクロビオティックだということを意識してるくらいで良いと思ってます。 すばらしい食事療法がみつかったとしても、どんなに尊敬に値する思想に満たされても、長生きできるとは限りません。最後は運命というもので決まるのかもしれません。だからこそ長生きや健康ばかりに捕われ、神経質になることのないよう気をつけなければいけません。充実した日々を送るための健康であって、健康がすべてではないことを肝に命じて、この素晴らしいマクロビオティックという理念を参考にしています。
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