玄米穀物生活

【5】 マクロビオティック〈安全なオーガニック野菜〉


安全なオーガニック野菜


マクロビオティックでは「一物全体食」を提唱しています。野菜などは皮を剥かずその栄養をそのまま丸ごと食べる。皮や皮と身の間に高い栄養がある、ということはよく言われますよね。だから、皮を剥いて食べていては、その大事な栄養を捨てていることになるのです。それは玄米も同じこと。穀物はすべてその考え方です。

たしかにりんごを皮のまま食べると、本来のりんごらしい美味しさを味わえます。ごぼうやれんこんなども、今では皮つきじゃないと美味しいと思えないようになりました。
ここで大きな問題になるのが、普通にスーパーに出回っている野菜は農薬を使っている、ということ。皮にその農薬が残留していて、それを長く食べ続けるとかえって病気なる、というのは容易に想像できます。なので、マクロビオティックでは一切農薬を使わないオーガニック(有機野菜)を提唱しています。

肥えた土から栄養をいっぱいもらって育った食物は、ほんとに甘くて美味しい。果物と同じくらい糖度の高いものもあります。甘いだけではなく、本来のその野菜がもつ旨味が濃く、食べ慣れると他の野菜が食べられなくなるほど。
農薬を使わない有機野菜は虫がつくものだと思っていませんか? ガーデニングなどで植物を育てている方なら知っていることですが、肥えた上質の土には虫がつかないのです。私も花を育ててますが、実は害虫をつける名人で(汗)すぐに薬剤に頼ってしまいます。だから、自分で野菜を育てる自信がありません。だって、薬剤づけの野菜は食べる気がしませんものね。

スーパーには当たり前のように農薬を使った野菜が売られています。薬剤は微量で基準値を下回るとしても、それを一生食べ続けるとどうなるか?考えるとぞっとしてきます。私のように大きな病気を経験しているものにとっては「みんなで食べれば恐くない!」という発想はもはや消えました。
この頃はスーパーの片隅に有機野菜を置いている店も多くなりました。私の場合、ラッキーなことに近所にオーガニック専門の八百屋がありますし、インターネットで気軽にお取り寄せできる環境にもあります。

オーガニック野菜は少し高価。肥えた土を保つには手間と時間と費用がかかります。そのため大量に作ることもできません。そんな丹念につくられた食品にのみ与えられる「有機JASマーク」。これが付いていることを確認して購入してください。厳しい基準を通過したものだけに与えられるマークだけに、儲けには不向きなため価格が上がってしまいます。

スーパーなどの特価野菜は、すぐに新鮮さを失います。買ったその日にすぐ食べきる人はいいですが、買いだめ派には得なのか損なのか微妙なところ。それに比べ有機野菜はすごく長持ちします。一週間たってもまだ新鮮なのです。私の周りの仕事で忙しい主婦達のあいだでは、有機野菜のほうが経済的、というのが常識になりました。

穀物や野菜をまるごと食べる
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