【4】雑穀米と全粒粉〈 丸ごと摂れる全粒粉 〉

【全粒粉パスタ】

実は私、お米よりはパン、そしてパンよりはパスタの方が好きかもしれません。体のために玄米や雑穀米を主食にしていますが、たまにはパスタも食べたい！パンも食べたい！と思いますよね？

パスタやパンが体に悪いわけではありません。ただ、普通に市販されているものは、精白した小麦粉が使われてます。精白した小麦粉は白米同様に大事な栄養がそぎ落とされているので、カロリーは高くてもビタミンやミネラルなどの大事な栄養が摂れないのです。そこで、精製されていない全粒粉や雑穀を使って作られた全粒粉パスタや全粒粉パンがおすすめです。この頃はスーパーでもオーガニックの全粒粉パスタなどを見かけます。パン屋では全粒粉パンや玄米パンが置かれるようになりました。

ただ、パンやパスタの原料になる全粒粉は、小麦を粉状に加工したものです。それに比べ玄米はそのもの丸ごとです。加工されていないものを丸ごと食べることは、その穀物の生きたエネルギーをそのままもらうことになるそう。加工された穀物は残念ながら死んだ穀物なのです。栄養は残っていますが、毎日食べ続けるのには向かないそうです。とは言っても、毎日玄米ばかりでも飽きてしまいます。パスタでも全粒粉パスタでも、たまには好きなものを食べればよいと思っています。大事なのは昨日よりちょっとだけ変えてみること。完璧にしようとしないことです。

全粒粉の食品に慣れてくると、不思議と精白されたものは物足りなく感じてしまうようになります。見た目にもつぶつぶが入ってないと、なんだかさびしくなってしまうのです。全粒粉パスタならパスタそのものに味わいがあるので、濃いソースもしくは濃い塩分がなくても美味しく感じます。こうして考えると、おいしいと思って食べていた精製食品は、ただ慣れていただけだとわかってきます。