【6】体にやさしい調味料 〈体にやさしい甘味料〉 |
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■体にやさしい甘味料
【甘味料】
精製された砂糖はとても陰性が強いです。実は私は大の甘党で、肉や魚が食べられなくてもそれほど抵抗ないですが、砂糖を使ったケーキや和菓子が食べられなくなるのはかなり辛い。ただし、たまになら砂糖以外のより中庸に近い甘味料を使って、自家製のお菓子を作るのはよいとされていまう。甘いものが一切食べられなくなることは精神的にもよくありませんから。それでもゴージャスなパティシエのスイーツやチョコレートなどをやめるのは本当に辛い。それだけアルコールやたばこ同様に、砂糖にも中毒性があるということなのでしょう。
精白された砂糖の糖分は血液に溶けると、すぐに血糖値を上げてしまいます。血糖値があがると高揚感を覚えます。でも、血糖値の上がり過ぎはよくないので、膵臓からインシュリンを出し血糖値を下げようとします。するとこんどは気分がしぼんでしまいます。疲れたときや、気分がスッキリしないときに甘いものが欲しくなるのは、この作用があるせいなのです。それに比べ、多糖類と呼ばれる穀物のでんぷんからできた糖分は、ゆっくりと時間をかけて溶けていくので、体に悪影響を及ぼすことはありません。 また、甘味料はすべてが陰性になります。その中でも砂糖は極端に陰性なので、これを常食していると体を冷やしさまざまな病気を引き起こします。なので、できるだけ中庸に近い甘味を使いましょう。[1]〜[5]は砂糖より中庸に近い多糖類の甘味になります。 [1]玄米甘酒 [2]米飴、麦飴、きび飴、 [3]温帯でと採れた果物のドライフルーツや濃縮果汁 [4]てんさい糖 [5]メープルシロップ、メープルシュガー 上にいくほど中庸に近く、下にいくほど陰性が強くなります。一番理想的なのは玄米甘酒。甘酒って飲むもので、調味料として使うなんてびっくりですよね。私も自然食品の店で買ったものの、まだ料理に使ったことはありません。次に麦飴や玄米水飴なのの穀物の飴。以前から水飴を料理に使うことはあったので、これらは抵抗なく使えます。ただ、砂糖に比べて甘味が弱いので、入れ過ぎに注意です。これらが手に入り難いときは、てんさい糖でもかまいません。ただ、玄米甘酒などより陰性が強いので代用品として使ってください。これらをうまく使いこなせるようになれば、体や心のいろんなトラブルが改善されるかもしれません。
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